プレス情報詳細
- 2021.08.06 プレス
あなたの付け方、大丈夫? 予防効果を高める「マスク選び方と着用法」
新型コロナウイルス予防対策として、マスクとの二人三脚も1年以上になりました。
「まさかこんなに長くお世話になるとは」という方も多いのではないでしょうか。
花粉症の人は多少慣れてはいたとしても、普段、あまりマスクを必要としない方にとって、
一年中、着用しなくてはならない状況には辛いものがあります。
とはいえ、これ以上コロナを蔓延させないためにも、生活にマスクを欠かすことはできません。▼新型コロナ予防に役立つ「販促マスク王国」のノベルティ
それに伴い、毎日、身に着けて使うものだけに、最近は素材も増え、様ざまな機能が付加され、着用も快適になっています。
たとえば、夏は接触冷感、冬は保温素材、肌触りの良い生地を用いた商品なども登場しているため、マスク着用の負担は軽くなっているといえます。
ただ、着けやすくなった反面、「マスクをしていれば問題ない」と自己流の間違った装着をしてしまうと、せっかくの飛沫防止効果が期待できないことがあります。
ですから、それぞれのマスクに応じた正しい着用方法を知っておきましょう。
目次☆感染予防が期待できる「不織布マスク」の素材
近頃は、さまざまな素材のマスクが使用されています。
その中でも、花粉やウイルスを防ぐ効果を期待できるのが「不織布マスク」。
不織布とは、糸や繊維を編んだり織ったりするのではなく、名前の通り、
化学処理や熱処理で絡ませる、接着するなどして作られる布で、
素材や繊維の太さを変えることで、強度や厚み、空隙(目の細かさ)を自由に調整できるのが特長です。
不織布の原料は、ポリエステル、ポリプロピレンなどの合成繊維、レーヨン(再生繊維)、
ナイロン、ガラス繊維、生分解性繊維(微生物の力で自然分解しやすい生地のこと。
生分解性に優れた合成樹脂を繊維化した合成繊維。天然繊維では絹や綿など)、パルプ、羊毛、炭素繊維などの無機繊維などがあり、一般的にはポリプロピレンやポリエステルなどが多く使われています。
不織布は、通気性が高く、粒子捕集性に優れていることから、マスクはもちろん、
紙おむつや生理用品、ウェットティッシュといった衛生用品、エアコンフィルター、
空気清浄機、強度も期待できるので、ラッピング素材、バッグなどに幅広く利用されており、
暮らしに欠かせない素材だといえます。
☆「不織布マスク」は、こんなふうにできている
家庭用、医療用として普及している「不織布マスク」は、一般的に3層構造となっており、
中間に粒子捕捉能力の高い、フィルター機能を持つ不織布を用いることが多いようです。
これを表面、内側から同じく不織布で挟むという形になっています。
近年は、中間層の不織布に帯電加工を施した「静電気帯電不織布」、太陽光、室内光に
反応する光触媒を利用し、花粉やウイルスなどを二酸化炭素と水に分解する
「光触媒加工不織布」など用いて、粒子の通過を防ぎ、捕集機能を高めたマスクが開発されています。
また、季節に応じて夏は涼しく、冬は暖かく着用できる不織布マスクも普及。
たとえば、夏の暑さを避ける「冷感不織布マスク」は、中間にフィルター、外側に不織布、
内側には「接触冷感生地」を使用し、熱気がこもり、蒸れがちな口元をひんやりと快適な
状態にしてくれます。
接触冷感生地は、生地に触れた瞬間の熱の移動量を数値化した「Q-max(W/cm2。接触冷温感評価値。
接触冷温感最大熱吸収速度とも)」によって評価され、一般的にQ-maxが0.2W/cm2以上のものをいいます。
なお、販促マスク王国では、Q-MAX値0.332W/cm2の「冷感不織布マスク」をご用意。
夏のマスク生活を気持ちよく過ごせるノベルティとしておすすめです。
▼冷感不織布マスク(ラベルなし)
https://www.mask-hansoku.com/item/index.php?item_id=1&type_id=27
▼冷感不織布マスク(オリジナルラベル)
https://www.mask-hansoku.com/item/index.php?item_id=1&type_id=28
▼冷感不織布マスク オリジナルラベル(個別包装)
https://www.mask-hansoku.com/item/index.php?item_id=1&type_id=29
☆「不織布マスク」には上下裏表がある?
ウイルス感染予防はもちろん、装着感に優れた不織布マスクですが、これらの効果を
生かすためには、正しく着けることが大切です。
最初に気をつける点は、「上下(天地)」「裏表」を確認すること。
不織布マスクの上下は、鼻に当てて顔にフィットさせるための「ノーズフィッター」の
有無でわかりやすく、ノーズフィッターのある方を上にして装着します。
次に裏表ですが、「どちらも同じでは?」と思っている人が意外と多いようです。
「メーカーのロゴが付いている方(相手から読める方向)が外側」といった製品
なら問題ありませんが、特に目印のない単色マスクだと、裏表がわかりにくい
のもうなずけます。
そこで正しい見分け方ですが、まず、不織布マスクには、大きく分けて
「階段折り(段々折りとも)」と
「Ω(オメガ)折り」という、2つのタイプがあります。
・階段折り:階段のように、同じ方向へプリーツになった折りたたみ方法
・Ω折り:中心から上下へプリーツが作られた折りたたみ方法
※折りたたみ方には他の名称もありますが、内容はおおよそ同じです。
階段折りの場合、ノーズフィッター側を頂点に、プリーツが下向きになる面が
表(外側)になります。
Ω折りは、プリーツの一番高い部分(マスクのセンター)が外側(表)で、
そこからノーズフィッターに向かってプリーツは上向き、あごへ向かうプリーツは
下向きで着用します。
なぜ、このように着けるかというと、プリーツが上向きになると、ポケットのような
段差が生まれ、そこに菌やほこりがたまりやすくなるからです。
不織布マスクの表裏を判断する際、よく「紐の接着面のある方が外側」という説明を
目にします。ただ、この点はメーカーによって異なりますから、着用時にはプリーツの
向きを確認するようにしてください。
☆不織布マスクは選び方、着け方も大切なポイント
不織布マスクには、たくさんの種類があります。機能面のみならず、サイズもデザインも
豊富なので、購入の際、迷ってしまうことも多いでしょう。
ただ、気をつけたいのは、見た目や付け心地を優先してしまいがちな点です。
そこで、マスク選びの注意ポイントを調べてみました。
・サイズをチェック:小さすぎる、大きすぎるなど、自分の顔に合わないマスクは避けたい。
顔より大きければすき間ができやすく、小さければ、あごを覆うことができず、そこから
ウイルスが侵入しやすい。また小さすぎると耳かけがきつくて、痛くなることも。
・認証マークをチェック:直接触れるものなので、衛生面で問題のない、安全な環境で
製造・管理されているかどうかは「評価・試験・認証(認証マーク)」などの有無で確認。
ついていないもの、偽物には注意が必要。
また、安全かつ正しいサイズを選んでも、きちんと着用しなければ効果は半減しますから、
付けた後、鼻やほほ、あごの部分に隙間がないかどうか、鏡を見ながらのチェックがおすすめです。
どうしても隙間が気になる場合は、不織布マスクをウレタンマスクでカバーする方法(2枚重ね)も
あります。ただ、「呼吸がしにくくなる」「口元が不快(蒸れなど)に感じる」という人も
いるようですから、合わない場合は無理をしないでください。
〇マスクのトリビア~マスクの始まり〇 コラム
☆布マスクを発明したのは、ルネッサンス朝の天才!?
新型コロナウイルスはもちろん、花粉やPM2.5(微小粒子状物質)などから身を守ってくれる
マスクは、いつ頃から使われているのでしょうか?
世界最古のマスクは、古代ギリシャやローマの鉱山で働く人たちを酸化鉛の粉塵から守るために作られた、動物(ヤギとされる)の膀胱を利用したものだそうです。
これは古代ローマの博物学者・将軍、ガイウス・プリニウス・セクンドゥス(紀元23年~79年)の著書「博物誌」に記されています。
なお、博物誌とは、今でいえば百科事典。全37巻からなり、宇宙科学から人類学や動物学、
動植物の医学的効用、絵画や宝石まで、科学、地理、美術ほか、当時の博物学の集大成といえる書物です。
中世になると、布製のマスクが登場しますが、発明者は…
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年~1519年)だといわれています!
ダ・ヴィンチといえば、イタリア・ルネサンス期(14~16世紀、ヨーロッパ社会の転換期に起った、古典復興、人間性の可能性を追求する革新的な文化運動)の画家であり彫刻家、また科学者、建築家、技術者、哲学者としても活躍した「万能の人」。彼のマスクは、船乗りのために
考案されたそうで、きめの細かい布を水に浸して使うものでした。
様ざまな発明発見で有名なダ・ヴィンチが、マスクまで考案していたとは驚き。
どんな形のマスクだったのか、気になりますね。